コニカ(小西六)のレンズ固定式レンジファインダー、ⅡB型が入荷しています。撮影時に沈胴式のレンズを繰り出したり、巻き上げとシャッターのチャージを別々に行ったり、クラシックな操作が楽しめるカメラです。
コニカはのちにミノルタと合併してコニカミノルタとなり、カメラ事業をソニーに譲渡してカメラ業界から撤退してしまいましたが、かつてはフィルムを製造していたり、C35に代表される扱いやすくてよく写る、大衆向けのカメラを数多く生産したメーカーです。
コニカカメラの50年―コニカ1型からヘキサーRFへ (クラシックカメラ選書)
- 作者: 宮崎繁幹
- 出版社/メーカー: 朝日ソノラマ
- 発売日: 2003/12
- メディア: 単行本
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見た目もまさにクラシックカメラという感じで、エプロン部分の曲線が独特です。レンズはヘキサー50mm F3.5。上の画像はレンズを繰り出した状態です。収納する際は右下にあるピントレバーを手前方向に引っ張り、ストッパーの上を通して反時計回りに回します。
レンズの真上にあるのがシャッターチャージのレバー、左側から飛び出しているのがセルフタイマーのレバー、右側の煙突のようなものがシンクロ接点です。
真上から見た状態です。右側にあるのが巻き上げノブで、フィルムカウンターを兼ねています。フィルムを装填し、カウンターを0に合わせて撮影開始します。左側の巻き戻しノブにはフィルム種類や感度を記録するリマインダーが付いています。
底面の左側にあるのは巻き戻しのロック解除ボタンです。右側にあるのは裏蓋を開くためのハンドルで、取っ手を持ち上げてOの方向に回し、取っ手を倒して押し込むと裏蓋が開く仕組みです。
フィルムカメラ初心者の方にはとっつきにくいカメラかもしれませんが、一つ一つの操作を丁寧に、じっくり構図を考えながら一枚一枚撮影するのに向いていると思います。そしてなにより、ヘキサーレンズの優秀な写りを楽しめます。
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マニュアル操作は難しそう、、という方には露出が自動でピント合わせだけを行うこのカメラがオススメです。