Yoakemae Blog

フィルムカメラ修理・販売のヨアケマエカメラ店主のブログ

Minolta Hi-Matic F

※当記事に記載の修理についての情報(代金や工期の目安、対象機種など)は投稿当時のものです。最新の情報は以下の修理代金目安表をご確認ください。 (2019年10月4日追記)

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ミノルタ ハイマチックFを紹介します。レンズ固定式で自動露出の電子シャッターを搭載しているレンジファインダーカメラです。コニカC35を強烈に意識したボディデザインで、レンズは0.1だけ明るい(38mm F2.7)です。シンプルな操作、小さなボディで気軽に持ち歩けるところが特徴ですが、ファインダーの見やすさ、レンズの写りの良さはなかなか侮れません。

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電子シャッターなので、外観はとてもシンプルにまとまっています。赤いボタンはバッテリーチェック、その右側の細長い窓には、フィルムを入れるとオレンジの目印が現れます。フィルムを入れているのを忘れて裏蓋を開けてしまう悲劇も防げます。

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巻き上げレバーは軽く、巻き上げ角も狭いので、これで本当に巻けているのかと思うほど簡単に巻き上げられます。レンズの根元、矢印と「V」の文字がある場所にタイマーのレバーがあります。露出、シャッターは電子制御ですが、タイマーは機械式です。シャッターボタンの左側にあるランプは、バッテリーチェックボタンを押した時やシャッターを切る時に点灯します。

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底面には電池ボックスがあります。本来はHM-N型電池を2個使用するのですが、この電池はもう手に入らないので、アダプターを使用するか、片方に電気を流すスペーサー(アルミホイルを丸めたものなど)を入れ、もう片方にボタン電池のLR44を2個重ね、側面にテープを巻いて固定したものを入れて使用することができます。個人的には後者の方が経済的でオススメです。

KANTO カメラ用 水銀電池アダプター(2個一組) HM-N(NR52)

KANTO カメラ用 水銀電池アダプター(2個一組) HM-N(NR52)

 

ヨアケマエカメラでは電池スペーサー(使用済みHM-N型電池)をお付けして販売中です。

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このカメラの修理も受け付けています。電池の接触不良で動かなくなっていることが多いです。まずはお問い合わせフォームからご相談ください。

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