ニコンFマウントの一眼レフ、FEが入荷しました。電子シャッター搭載でマニュアルと絞り優先AEが使用可能です。ファインダー内にはシャッタースピードの表示があり、レンズから読み取った絞り値も確認できます。その他、機械式のセルフタイマーと多重露光用の空巻きレバー、ホットシューとシンクロコード用接点、非常用の機械式シャッター(1/90秒)、プラスマイナス2段ずつの露出補正など、あったらうれしい機能が満載で、ミラーアップもできればフラグシップ機のF3とあまり変わらないスペックになってしまうほどです。
背面にはバッテリーチェッカー(接眼窓の左側)、裏蓋にはフィルムのリマインダー(紙箱を切り取って挿しておき、装填しているフィルムの情報を覚えておくためのポケット)があります。裏蓋を外してデータバック(MF-12)に取り替えるオプションもあったようです。FEのボディ、MF-12のどちらもLR44電池を2個使用します。
軍艦部分は見やすく操作しやすいデザインです。巻き上げレバーの右上、フィルムカウンターの小窓の右側に見えるのが空巻き用レバーです。レバーを時計回りに押しながら巻き上げると、シャッターのチャージだけを行うことができます。
そして、このカメラには更に隠れた機能があります。それはAiレンズ用の爪を倒して、非Aiのレンズを装着できることです。上の写真ではAuto Nikkor S.C. 50mm F1.4を装着しています。絞り値を読み取れなくなるので絞り込み測光での使用(プレビュー用のレバーを押しながら測光、撮影)になりますが、レンズの選択肢が多いことはいいことです。Fマウントは不変といわれつつも、どのレンズがどのカメラで使えるか、また装着はできるものの一部の機能に制限があったりと複雑なところもあります。
ニッコールレンズのすべて (Gakken Camera Mook)
- 作者: CAPA編集部
- 出版社/メーカー: 学研パブリッシング
- 発売日: 2014/06/03
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