トプコンのエクサクタ(Exakta)マウント一眼レフ、REスーパーが入荷しました。輸出用は「スーパーD」という名称ですが同じカメラです。
分厚く角ばったボディがその頑丈さを物語っていますが、操作感はいたって軽快、適度な重さとボディ前面のシャッターボタンが縦ブレを軽減します。
また、世界で初めてTTL開放測光を実用化したのはこのカメラです。TTLとはThrough The Lensの略です。レンズに入った光をそのまま測光できるので、別で受光部を設けている外光式の露出計よりも高い精度で露出を測れます。
また開放測光とはレンズの絞りを開いたままで実際の絞り値に応じた測光ができるというもので、絞り込み測光における「絞るとファインダーが暗くなる」という欠点を解消しています。
これらの機能は現在のデジタル一眼レフでは当たり前のように採用されていますが、当時としては画期的なものだったと思います。一眼レフの欠点を解消し、レンジファインダーに並ぶカメラの「主流」に押し上げた一因だったかもしれません。
そんな露出計のスイッチは底面にあります。その隣にあるボタンを押しながら回すことで裏蓋が開きます。誤操作を防いでくれてありがたいと感じるか、開けづらいと感じるかは人それぞれです。
今でも一眼レフを生産しているニコンやキヤノンと異なり、トプコン(東京光学)はすでにカメラ事業から撤退して測量機器などのメーカーになっていますが、このカメラを発売した当時は世界で最先端のカメラメーカーでした。今はなきメーカーのカメラを使えるというのもフィルムカメラの魅力の一つだと思います。
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また、このカメラの修理も受け付けています。レンズも含めたオーバーホールの代金は15000円〜20000円です。以下のお問い合わせフォームからご相談ください。
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もうすぐ完成します pic.twitter.com/yk6ZFlBHxz
— YoakemaeCamera (@yoakemaecamera) 2017年11月9日