オリンパスと富士フイルムのコンパクトカメラを紹介します。オリンパスのμ(ミュー)zoom105デラックスと富士フイルムのテレカルディア160です。どちらもフィルムの自動巻き上げ、巻き戻し、オートフォーカス、内蔵フラッシュ、オートデート(日付写し込み)といったコンパクトカメラによくある機能が搭載されています。
μ zoomはその名の通り38-105mmのズームレンズ搭載なのに対して、テレカルディアは35mmと55mmの二焦点切り替え式レンズがついています。かつてはズームレンズに対する「画質が悪い」とか「F値が暗い」などのマイナスイメージがありましたが、フラッシュ内蔵カメラであれば暗さを補うことが可能で、また技術の発展により高倍率ズームでもある程度の画質を確保できるようになり、μ zoomのようなカメラが生まれました。テレカルディアのようなカメラは、そこに至るまでの過渡期のカメラと言えます。
μ zoomはスライド式のレンズカバーがスイッチになっており、電源OFF時はフラッシュが収納されています。テレカルディアはレンズ真下のスイッチをONにするとレンズバリアが開く仕組みです。
μ zoomはカメラ上部の液晶があり、撮影枚数や日付の設定が確認できます。一方、テレカルディアは背面にオートデート用の液晶があり、フィルムカウンターはカメラ上部の小窓に表示される仕組みです。
どちらも電池がないと使えない電子化されたカメラですが、その中でも時代によっていろいろな特徴があったり、以前のカメラの面影をどこかに残していたりと面白いところがあります。
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μ zoomはCR123A電池を1本、テレカルディアは単3乾電池を2本使用します。